2007年4月9日月曜日

設計書のレビュー

システム開発において設計書のレビューは重要である、ということに異論を差し挟む人はあまりいないように思います。でも効果的なレビューが実際行われているのでしょうか。よくユーザレビューは行われますが、私は上流工程の成果物を下流工程の担当者がレビューするプロセスがあっても良いのではないかと思います。要件定義書を見て基本設計書を書くのはユーザではありません。基本設計書を見て詳細設計書を書くのは?やはりユーザではないんですよね。詳細設計書を見てプログラムを書くのは?つまり次工程に回したときの疑問点がないようにそのドキュメントの情報だけで次工程が成立しうるかという問題があるように思います。下流工程ほど若い担当者になる傾向があるのでなかなか難しいですけれどね。でも以前も話ましたが、コンピュータの上で実行されるのはパワーポイントのドキュメントではなくプログラムであるということは何度も繰り返し申し上げたいことです。

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