2007年5月25日金曜日

メソッドの話を前にしましたが

日本人の国民性というのでしょうか、例えば「習うより慣れろ」とか「人の技を盗め」といった
メンタリティーで仕事を覚えていくというのは以前からそう変わっていないように思います。
これは職人を育てていくにはある意味合理的なのですが、大量に人を育てるときは、それも
「極める」ではなく「一定の水準」に育てるにはどうしてもメソッドが必要になってきます。
以前、プロジェクトXという番組があり、東京オリンピックの食事のプロジェクトで大量の料理人を
育成する必要に迫られたとき、帝国ホテルの料理長がすべてのレシピを公開したことが
番組になってました。当時の料理界ではおよそ考えられないことなんですよね。
ところが今でも多くの業界でかなりマニュアルは整備されたとはいえ、メンタリティーが
追いついてないと思います。われわれのソフト業界でもおそらく同じに感じてます。

2007年5月13日日曜日

帰納と演繹

まず、Wikiか何かで「帰納」と「演繹」という言葉を調べて見てください。
おそらは検索エンジンにWikiに限らず、引っかかると思います。
まず、これが我々のコンピュータソフト開発の基本理論です。
一般事象すなわち業務を抽象化=モデルに置き換えること、
このモデルが実際の業務遂行に当たり、適用できるかを検証し、
その上で実際のプログラムとして実現できるわけです。
失敗しているシステムの特徴としてプログラム中に多くの例外条件や
エラー条件がハードコーディングされています。
これはメンテナンスの障害となるとともに入力エラーチェックとの
不整合に起因するデータ不整合や異常終了の原因にもなりえます。
ERPであろうがなかろうが、モデル化は不可欠な考え方です。

2007年5月10日木曜日

SEになるメソッド

これはコンサルでもPGでもそうですけれど、存在していないと思います。
小難しい理論やコンピュータ言語の教育はありますけれど。
どの工程に従事していても帰納と演繹の繰り返しなんですよね。
でも、これを行えるようになるメソッドを教育している会社とかは
正直知らないです。
一般的な事象からモデルが作れるようにならないと、
なかなか難しいですよ。