2007年5月25日金曜日

メソッドの話を前にしましたが

日本人の国民性というのでしょうか、例えば「習うより慣れろ」とか「人の技を盗め」といった
メンタリティーで仕事を覚えていくというのは以前からそう変わっていないように思います。
これは職人を育てていくにはある意味合理的なのですが、大量に人を育てるときは、それも
「極める」ではなく「一定の水準」に育てるにはどうしてもメソッドが必要になってきます。
以前、プロジェクトXという番組があり、東京オリンピックの食事のプロジェクトで大量の料理人を
育成する必要に迫られたとき、帝国ホテルの料理長がすべてのレシピを公開したことが
番組になってました。当時の料理界ではおよそ考えられないことなんですよね。
ところが今でも多くの業界でかなりマニュアルは整備されたとはいえ、メンタリティーが
追いついてないと思います。われわれのソフト業界でもおそらく同じに感じてます。

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