2007年1月26日金曜日

プログラムを知らない

 特にERPの世界で顕著なのは全くプログラミングを知らない人がこともあろうにプログラム設計をしている例がかなり見受けられます。プログラミング言語の特性を知り、どこまでなら仕様として盛り込めるのか、どのように将来のメンテナンスを考慮したプログラムのモジュール分割を行うかといった配慮が全くなされないことは珍しくありません。 
 結果、ユーザーインターフェースの使い勝手の向上によりやれることが増えた分、コーディングステップ数がただでさえ肥大傾向にあるのに無茶な仕様は考慮を欠いた設計により作った人間以外には理解困難な巨大なプログラムが出来上がります。
 共通機能をクラス化、サブプログラム化をしてないばかりに将来においてメンテナンスが行われたときに、思わぬ矛盾や潜在バグが健在する恐れがあるのです。 このブログではこうしたソフト開発にまつわる問題点を私なりの視点から独断も交えて指摘するとともに、一人一人のエンジニアが育つためにはどのような処方箋があるのか私なりに考えて行くつもりです。

0 件のコメント: