2007年3月16日金曜日

技術屋の心を学ぶ

日本の製造業の強さは下請けの優秀さにあったという話があります。そして昨今の製造拠点の海外移転やさらなるコストダウンで苦しんでいる町工場は数多くあると思います。そして町工場の実情というのはなかなか私たちの目に触れ、耳にする機会も少ないでしょう。でも彼らの「思い」こそ物作りの原点なのだろうと思います。マイナーな作家ですが小関智弘氏は旋盤工でありながら小説家・詩人としての著作があり、そうした現場の空気を感じさせてくれる数少ない証人の一人です。
我々システム屋は相変わらずの人手不足、以前に比べて厳しくなったとはいえまだまだその品質や姿勢を問われることは少ないように思います。であるがゆえにこうした物作りの人たちから学べることが少なからずあるように思います。システムは芸術品ではなく一品もので作られる工業製品に似ているところがあります。また例えプレハブ住宅であっても施工業者次第で出来不出来があります。
技術屋のマインドを学ぶことがまず言語を覚え手法を覚える前にあってしかるべきだと思うのです。

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